2022/03/25 東京モーターサイクルショー

あまり関東では知られていないような気がするのですが、「大阪モーターサイクルショー」の方が、「東京モーターサイクルショー」よりも1週間早い開催なのです。まあ、それだけなのですが・・・

当店からはT見沢が行ってまいりました。3年ぶりの開催で初日の人出の多さは半端なく、人気メーカーのブースは入場すら困難、まともに見物できなかったとのこと。(レポートはその辺を差し引いて見てください)

かようにユーザーからは待望されていたショーに、DUCATI JAPAN は不参加でした。これが何を意味するのか・・・今後の業界動向が見逃せないところです。

とか、なんだかんだ言っても結局、今回の主役はコイツらですかね?

まずはパーツから。

G LINK

同会場に展示されていたレーサーにも同機能パーツが付いていますが、他社製品でしょうか?

Brake Line Separator

今後、使っていきたいパーツです。

使っていきたいパーツといえば・・・ヤマハはヘッドライトにプロジェクターLEDで攻めてきましたね。

ヤマハといえば・・・まだやっているんですね、パフォーマンスダンパー!

OHLINS FF520/521

リニューアルされた汎用倒立フォーク。自然長800mmと長め。

NOCO Lithium Battery

バッテリーの高さをスマートに調整できます。

バッテリーといえば、電動バイク。モーターサイクルショーへの出展も少なくありません。

「Energica」はイタリア・モデナの電動バイク専業メーカー。2万3千ユーロのハイエンドモデルを展開。

「MSソリューションズ」という商社の電動バイク部門が「XEAM」(ジーム)でしょうか?

取扱車両は、ハイエンドの「Zero Motorcycles」(USA)を筆頭に、「Vmoto」社の「SUPER SOCO」(オーストラリア)、「niu」(中国)、「TROMOX」(中国)、「VOGE」(中国)と多彩。

その他、在日中国人の実業家による「原ちゃり電ちゃり」、中国SUR-RON社の電動モトクロッサーを扱う「コハクジャパン」が出展しています。

とにかく、欧米だろうが、日本だろうが、中国だろうが、スタートラインは同じ。そこに魅力を感じて多くが新規参入してくるのでしょう。日本メーカーといえども侮っていれば、とんでもない「大逆転」が起きるかもしれません。


【追記】
2022年4月1日、ENEOS、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの5社の出資で、電動オートバイに使う共通仕様バッテリーのシェアリングサービスと、そのインフラ(交換ステーション)を提供する新会社「Gachaco(ガチャコ)」が設立されています。(出資比率はENEOSが51%、ホンダが34%、ヤマハ、スズキ、カワサキが5%)


自分用の資料として撮ってきたのでしょう。バックステップの画像がやたら多かったのですが、大半はオミットしました(笑)

GSX-RR はこの角度の画像が欲しいですね。

OVER RACING T.O.T Racer

KATANA T.O.T Racer

bimota KB4

「カワサキ プラザ」でのみ購入できるビモータ。「ガイシャ」を取り巻く世界は大きく変わりました・・・まあ、かつては「レッドバロン」がビモータの正規輸入元であった時期もあったのですがね!

2015年に超ド級オートバイ「H2」を登場させて以来、「ビモータ買収」(2019年)といい、「メグロ復活」(2021年)といい、カワサキは迷走しているような、そうでないような・・・

Vyrus Alyen

「ヴァイルス」、KB4と同じく「ビモータのDNA」を持ちながらも、また違った生き様を見せています。

この角度からの見た目が、エイリアンのエイリアンたるところだと思います。

私においては、エイリアンというよりカマを振りかざして威嚇するカマキリという印象です。

最後に最近の海外におけるショーの動向と「ウクライナ侵攻」がヨーロッパで及ぼしている影響について、記事の抜粋をご紹介して稿を閉じることにいたします。


二輪業界の世界的祭典である“ミラノショー”こと「EICMA」に、大きな変化
https://www.webcg.net/articles/-/45556

前回は8つも用意された「EICMA」のパビリオンだが、今回は5つに減少。

今年のEICMAでは、地元のドゥカティをはじめ、BMW、ハスクバーナやガスガスなどを含むKTMグループといった欧州トップメーカーに加え、ハーレーダビッドソンやインディアンというアメリカンブランドも出展を見送った。

今や、多くの完成車メーカーはショーでまとめて新型車を発表することに意義を見いだしておらず、時期を問わず、新型車をリリースするたびにオンラインで“ワールドプレミア”を行っている。

EICMAは……正確にはEICMAの来場者は、そのような現実味のないコンセプトモデルを嫌う傾向にある。どんなに崇高な未来を描こうが、来年、遅くても再来年には自分たちの手もとにやって来るものでなければ、誰も興味を示さないのだ。

各国のモーターショーも開催意義を問われ、その形態を変化させている。


すでにガソリン1リッター260円!
https://www.webcg.net/articles/-/45908

(前略)イタリアのロシアへの依存度はあまりに大きい。国内消費されている天然ガスのうち、(略)トップはロシアの39.9%である(略)。原油輸入も40.5%が旧ソビエト3国(アゼルバイジャン、ロシア、ガザキスタン)からであり、他の国と地域を抑えて首位を占めている(略)すでにロシアは(略)ガス供給量を前月比で43%も削減した。原油価格も上昇を続けている。2022年2月12日現在、ハイオクガソリンの店頭価格はついに1リッターあたり2ユーロ(約260円)を突破している。(後略)

ウクライナの自動車産業

(前略)世界的な自動車関連企業は20社以上、工場は30拠点以上あり、6万人以上の雇用を創出している。ユーロカーはフォルクスワーゲン(VW)グループのシュコダをセミノックダウン生産している。旧ソビエト時代にまで歴史をさかのぼるZAZは韓国のキアを、商用車メーカーのイヴェコはトラックやバンを生産している。サプライヤーではアプティブ(旧デルファイ)などのほか、日本企業では2002年から矢崎総業がワイヤハーネス工場を西部に構えている。(後略)


ガソリンよりも高い軽油
https://www.webcg.net/articles/-/46030?cid=mail_220326

2022年3月上旬、イタリア各地の給油所ではガソリン・軽油ともにリッターあたりの価格が2ユーロを軽く突破している。(略)もうひとつ気になるのは、従来安かったはずの軽油の価格がガソリンのそれを超えてしまっていることである。軽油を非セルフで給油した場合、1リッターあたり2.26ユーロ(約290円)にまで跳ね上がる。隣国スイスでは長年、環境保護の意図から軽油の価格が政策的に高く設定されてきたが、イタリアでは筆者の四半世紀にわたる在住経験上初めてのことである。(後略)

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