ベベル・シークレットプロジェクト(2) :色が入りました

おや?

どうやら “DUCATI” であることは間違いない。

860の系譜を持つようだ・・・


  

★★★ オマケ ★★★

某所より、村山モータース時代の900SS正規輸入車が下取に入ったとの連絡をいただきました。

グレーゾーン

「村山モノ」の象徴、トップブリッジに開けられた大穴。

若いライダーは知らない事実となってしまったかもしれません。初代ガンマのデビュー(1983年)で「解禁」されるまで、日本において「セパハン(セパレートハンドル)」は、「カウリング」や「オイルクーラー」などと同様、暴走を助長するものとして、「ご法度」でした。

それら規制は道交法に明文化されたものではなく、「お上」の顔色を見て国内メーカーが忖度した「自主規制」(という名の不文律)だったと記憶していますが、この手の規制において、輸入車は常にグレーゾーンに置かれていました。

当時のDUCATI正規輸入元であった村山モータースが、判断基準がまちまちな日本全国の運輸支局のどこにおいても、新車登録や継続車検がスムーズにいくよう、「正規モノ」の誇りとしてアップハンドルを別途準備したのです。その残滓が、この大穴であります。

速度警告灯

さらに当時は「速度警告灯」も必要でした。(車速が80km/h(当時のオートバイの最高速度)を超えると赤色灯が点灯します)これも、新車のスピードメーターを、1台、1台、分解して、装置を組み込んでいたのです。

当時モノのステッカー

珍しい!当時の純正スクリーンに貼られていた「BALLANTI ROBERTO」のステッカーが温存されています。

スクリーンの材質は、1.6mm厚の「プレキシグラス」(ドイツの化学会社「エボニック」の登録商標)です。

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