#今回、初参加のI藤さんに、初心者に向けた走行会レポートを寄稿してもらいました!
■プロローグ
筑波サーキット近くで、北海道時代に世話になった「セイコーマート」を見つけ、つい寄ってしまいました。
飲みたかった「ソフトカツゲン」はなく、代わりに「ガラナ」を買いました。
■自己紹介
M900乗りのI藤と申します。元自衛官なので一人称は「自分」です。
自分は18歳で自衛隊に入隊しました。4年間の勤務で稼いだ学資で、現在、整備の専門学校に通う23歳です。
よろしくお願いします。
■バイク歴
自分は、高2から高3にかけて、KLX125に乗っておりました。
高校卒業後、自衛隊に入ると北海道に配属されました。自衛隊では車やオートバイの持ち込みは禁止されており、また車やオートバイの新規購入は50万円の貯金が無いと許可されません。北海道はオートバイ天国なのですが、3年間はバイクの無い生活を過ごしました。
4年目でついにエストレアRSを中古で購入し(自分はカワサキ党なのです!)、北海道ツーリングを楽しみました。
除隊後、念願の大型バイクの購入を決めました。カワサキ党の自分ですが、中古バイク屋(レッ●●バロン)で見かけたM900に、なぜかビビビと来たのです。
■走行会について
元々、サーキットを走りたいという気持ちは持っていました。実家から一番近いDUCATIショップがパワーハウスだったのは運命だったのでしょうか。パーツを買いに行くと、「走行会に参加しないか」と執拗な勧誘(笑)を受けることになったのです。
■装備について
ヘルメットとグローブしか持っていませんでした。パワーハウスに相談したら、ビギナーのツナギならベリックのセットがおすすめと聞きました。
近所の2りんかんで、ちょうど試着キャンペーンがあったので、顔を出してみました。ベリックのスタッフが来ていて、丁寧なフィッティングサービスを受けることができ、安心して購入できました。(試着は重要です)
ツナギ、グローブ、ブーツ、インナースーツ、プロテクター一式を税込13万3500円で手に入れることができました。忘れていたのが、バンクセンサーです。これはセットに入っていないのです。走行会前日に、慌てて買いに行きました。
当日持っていくと良いものは、着替え(ジャージ&サンダル)、ツナギを吊るすハンガー(ツナギ付属の丈夫なものでないとツナギの重さで変形してしまいます)、エアゲージ(これも前日に慌てて近所の中古パーツ店(U●ガレージ)で購入しました)
■筑波サーキットまでの道
自走で行きました。
ドキドキしていたため朝3時に起きてしまいました。何もすることが無くなったので、4時半には家を出ました。これは早過ぎでしたね。筑波サーキットには朝6時に着いてしまったからです。あと30分ないし1時間出発を遅らせても問題ないと思われます。
サーキットまでの経路は、グーグルマップに案内してもらいました。初めて走る道で、オートバイに乗りながらでしたが、何も問題ありませんでした。
■走行前のブリーフィング
ブリーフィングに参加した感想です。
一番重要なことはピットイン・ピットアウト時のルールとマナーです。これは丁寧に教えてもらえますので安心してください。
コースフラッグの種類の多さには参りました。その場ではとても覚えきれません。(Y澤さんも、あんなたくさんの旗はいっぺんには覚えられない。少しづつ覚えていくはずだから、あまり気にするな、と言っておりました(笑))
■1回目の走行
初めてということで、かなり緊張し、心も体もガチガチでした。
しかし、Aクラスに参加のS波さんがDクラスで自分を引っ張ってくれましたので、それなりに走ることができました。。
走行時間は30分もあったので、なんとか走行ラインを覚えることはできました。
自分よりも初心者もいて、コーナーで詰まってダンゴ状態になることがありました。そのとき自分より遅いオートバイを抜かすことができませんでした。次回の課題が決まりました。
■2回目の走行
1回目の走行が終わった後の休憩中、インストラクターの小室選手から直接、お話をうかがうことができました。いただいたアドバイスの中で一番記憶に残っているのは、大型バイクでは進入で無理をせず、立ち上がり加速重視で走りを組み立てろと言われたことです。
S波さんからは、課題となったオーバーテイクの方法を教えてもらいました。1回目では抜くことができなかった状況でも、2回目ではオーバーテイクに成功することができました。
■ランチについて
Y澤さんがあまりに強く勧めてくるため、サーキットの食堂では、モツ煮を食べました。実をいうと、自分はモツ煮はあまり好きではありません(笑)
■3回目の走行
休憩中のお話から、3回目の課題はブレーキを掛けるタイミングとなりました。
ブレーキを掛けるにしても、「ストレートで十分な加速を行わないと、ブレーキを掛けられないからね」(笑)と言われ、まずは加速を頑張りました。
■4回目の走行
1日の集大成としてまとめてみました。
1コーナー:ブレーキを掛ける目安が100m看板だとスピードが落ちすぎてしまうため、ブレーキタイミングを遅らせました(笑)
S字:なるべく直線となるようイメージして走りました。
1ヘア:アウトインアウトとなるようライン取りしました。立ち上がりは全開と言われましたが、できませんでした。
ダンロップ下:先の切り返しが怖くて、ついアクセルを絞ってしまいました。
アジアコーナー:突っ込みは無理せず、立ち上がり重視で通過しました。
2ヘア:小さく回りたかったのでしたが、どうしても外に膨らんでしまいました。
最終コーナー:理想のラインを教えてもらっていたのですが、スピードを乗せることができず、その通りには回れませんでした。
■走行終わって
もっと攻め込んでみたい気持ちがありましたが、自分は自走なので、万一転んだ場合のことを考えると自重せざるをえませんでした。
自分には一生機会が無かったかもしれないサーキット走行ですが、縁あって始めることができ、一生モノの楽しみになりそうです。
これを読んで興味を持った人は、是非、新たな一歩を踏み出してみてください。
最後に、当日いろいろ教えてくださった諸先輩方に感謝申し上げます。ありがとうございました。私も将来、上達して初心者に教えることができるよう精進したいと思います。
848evoの者です。初Cクラスで参加しました!
過去何回かの筑波サーキット走行の経験を生かして、前回の課題に挑戦し、自分なりにうまくできたと思うと、また新しい課題を見つけたり、この年になって青春しています。
今回最大の収穫はハイサイドを経験したこと(運よくセーブ出来ました)、ベテラン諸兄にアドバイス頂いて有難い限りです。
次回は7月ですか?暑さすら楽しみ!
次回7月の走行会レポートは、ぜひ岡Dさんにお願いいたしたく。よろしくお願いいたします。