ベベル・プロジェクト(24) 旧車だからこそ最新ウインカー

今まで長らくお世話になりました。定番、キジマの「円ウインカー」。でもコレ、ホント、周りから見えないんですよね。ツーリングで後ろに着いて走っているヤツから文句が出るほど。

実は、キジマのには「元ネタ」があるんですよ。初代サニーのサイドウインカーのまるまるコピーなんです。

これが純正品のデッドストック。完全に一致。逆にとれば、サニーのレストアにキジマのパーツが使えますね!

日本のカスタム・シーンでは、サニーのパーツが使われましたが、これにも元ネタの「元ネタ」があるんです。FIAT 500の純正サイドウインカーがそれなんです。

最初にイタリア人がFIAT 500のウインカーをカスタムに使い、それを(雑誌かなんかで)見た日本人が、よく似たサニーのパーツを流用した、(そのトレンドを機敏に察知したキジマが、コピーパーツを製造した)というのがその経緯と思われます。

FIAT 500のヤツは、レンズが凹んでいるので(近くで見れば)一目瞭然です。たまにこれを使っているバイクがあって、「お~、わかってんなあ~」と感心させられることがありますね。

そして、もう一つ、下の画像のをつかっているバイクもごくまれにあって、一見サニー風なんだけれど、細部が異なります。「何用のパーツだろう?」なんて思っていましたが・・・

ミニ用の定番アクセサリーパーツ(純正ではない)なんですね。ルーカス製で、ミニとは違う英国車に純正採用されているのを、ミニに流用しているようです。

3 thoughts on “ベベル・プロジェクト(24) 旧車だからこそ最新ウインカー

  1. わたしも「何か流用ネタがあるはずだ」と長年それとなく調べていましたが、地元トヨタ博物館のサニーで「あっ、これだ!」と気が付きました(笑)
    MV4Cのフルカウル車もこれを使っていたようなので、当時の輸入元が見つけて流用したのだろうと思っていました。
    FIATのコピー品も買ってみましたが、見慣れないせいかレンズ面が小さすぎるように思え、国産品の方が80~90年代風にはしっくりくるような気がして、キジマ製の予備を買っておきました(笑)

  2. コメントありがとうございます。

    >レンズ面が小さすぎる

    ふふ、五十歩百歩ですね(笑)

    ご存知の通り、どちらも車検不適合なだけなく、さんざん使っておいて言うのなんですが、視認性も誉められたものではありません。

    紹介したLEDウインカーはそれらよりはるかに小さいのにも関わらず、キジマ製どころか、純正ウインカーよりも遥かに視認性が高いものです。当然、車検適合品です。

    この小さなLEDウインカーを、見た目の印象だけで「危険なパーツ」と一刀両断し、、車検適合であることを疑うとまで言っている人がおりますが、現物を使ったことはないのでしょう・・・。

  3. ご紹介の品の場合、一見ウインカー無し(本国仕様風?(笑))を装って使うとよさそうですね。

    >視認性も誉められたものではありません
    同感で、特に後ろの側面取り付けはさすがに危険を感じたので、途中で両面テープ貼り付け式の某社外品に付け替えていました(笑)

    キジマ製、サテン仕上げリングが上品な気がして、LEDを仕込んで使う(前だけ)といいかな、と考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です