60周年記念車
最新の125。この秋発売。う~ん、欲しい!
発売時期、価格未定の純正ヘルメット。
はたらくカブ!(右から、言わずと知れた郵政カブ、プレスカブ、岡持ち付き。カブ白バイも並べたい)
世界のカブ!
オーストラリアの郵便カブ
タイの WAVE 110i
ブラジルの Biz 125
井上護謨(ゴム)
八重洲出版 モーターサイクリスト
ファンタ
野球盤
真打! 1958(昭和33)年製スーパーカブ C100
資料集(模型製作やレストアにお役立てください)
宗一郎の水
カブに跨ったセレブたち
★ Super stars
ハリウッドのバイク狂いと言えば、スティーブ・マックイーンとエルヴィス・プレスリーが双璧ですが、両者ともカブに乗っております。
Steve McQueen
「栄光のルマン」(1971年)の撮影でカブに乗ってサルト・サーキットを縦横無尽に走り回る。
Elvis Presley
恒例のエルヴィス主演映画「ラスベガス万才」(1964年)では、エルヴィスはスポーツカブ、アン・マーグレットはスーパーカブに乗って戯れています。
同じ1964年公開の「青春カーニバル」では、旅から旅の渡り鳥のエルヴィスはCB77でバーバラ・スタンウィックとタンデム。
ハーレーを好んで何台も所有していたエルヴィスは、ホンダCA77も個人的に所有していました。
将来の妻となるプリシラに、自分と同じCA77の色違いの白をプレゼントしています。
★★ Racing Heros
Carroll Shelby
伝説のキャロル・シェルビー。コブラを造った男。
John Holman
カブではないですが、ジョン・ホルマン(著名なフォード系レーシングチーム「ホルマン・ムーディ」のオーナー)がホンダに跨っている画像はレアだと思い、ご紹介。隣はシャパラルのハップ・シャープ。
Moto Kitano
1960年にホンダのワークスライダーとして、若干19歳で世界GPに参戦開始した北野元選手が、モンツァではカブを使ってコースの下見を行いました。
Tetsu Ikuzawa
カブ系エンジンということで・・・
Jeff Ward
こちらもモンキーですが、著名なオートバイ・ドキュメンタリー映画「オン・エニー・サンデー」(1971年)で打点の高いウイリーを決める10歳の頃のジェフ・ワード。
Tony Kanaan
CARTやIndyを走るアラブ系ブラジル人レーサー。このバイク、日本では「EZ-9」と名乗りましたが、本命のUS市場では「Cub」と称して売られました。エンジンは強制空冷の2スト単気筒で、カブ系エンジンとは全く関連性はありませんでしたが。
「EZ-9」こと「Cub」は、なんでも売れたバブル期とはいえ、日本では公道登録できなかったのは販売面で致命的でした。35万円で売られたクローラ・バージョン「EZ-SNOW」を今、持っている人がいたら「お宝」間違いなしでしょう。
★★★ Singers, Actors, Actresses
Marvin Gaye
1960年の撮影。若い、ヒゲもない。
Laurence Harvey
1962年の米映画「A GIRL NAMED TAMIKO」(日本未公開)主演のローレンス・ハーヴェイとタミコを演じるベトナム系フランス人、フランス・ニュイエンがカブでタンデム。
Ann Margret
上で紹介したプレスリー映画でカブに乗っていたアン・マーグレットは、実はオートバイ好きで、いろいろなオートバイに乗っている写真が残されていますが、その中に本人所有のカブがあります。
1964年の映画「KITTEN WITH A WHIP」(日本未公開)で白いCA77を駆っています。アン・マーグレットはエルヴィスと付き合っていたと噂されましたが、エルヴィスが白のCA77をプリシラにプレゼントしているのは偶然の一致でしょうか?
The Beach Boys
サーフ・ロックで一世を風靡したビーチボーイズは、スーパーカブを歌った「リトル・ホンダ」を含むLP「オール・サマー・ロング」を1964年にリリースしています。
The hondells
ホンダがUS西海岸で展開した一大広告キャンペーンの一環として、1964年、無名のスタジオミュージシャン4名が招集され、「ホンデルズ」が結成されました。彼らがシングルリリースした「リトル・ホンダ」のカバーは、全米ビルボードで最高9位という予想以上のヒットとなったのです。(急遽、ビーチボーイズ版もシングルカットされましたが、全米65位に留まりました)
このヒットを機に、一時のギミックだったはずのホンデルズは1970年まで活動を続けますが、「リトル・ホンダ」以上のヒットを飛ばすことはありませんでした。
上の画像はデビューシングルのジャケット写真ですが、撮影時にはメンバー4名のうち(ホンデルズを大した仕事と考えず、他の仕事を優先した)2人は不在で、メンバーの友人2人が代役で写っているとのことです(笑)
Bomben Schlager
ドイツの歌手。1968年にリリースしたLPレコードジャケットにカブを使っています。
Nancy Deweir
スーパーモデル。1980年撮影。この写真が撮られた1年後にボーグの表紙を飾ります。
Claudia Cardinale
イタリアの国際女優。実は、これはカブではなく、ヤマハのメイトなんです。素人目には区別が付かないのは今も昔も同様。
The Monkees
1967年に放送されたモンキーズのTVドラマ内での1シーン。カブでウイリーを決めているのはマイク・ネスミス。
全員、ホンダの帽子をかぶっています。来日時にホンダに表敬訪問でもしたのでしょうか?
Micheal Jackson
後ろの女性はジャクソン5と同じモータウン所属のダイアナ・ロス。
モンキーだけではなく、CB350にも乗っていたりします。
Mick Jagger
ホンダのミドル4気筒には御大ミック・ジャガーも乗っている画像も残されています。
John & Julian Lennon
このジョン所有の1969年式Z50Aは、当時のナンバー「XUC 91H」を付けたまま、2018年3月のオークションに出品され、57,500ポンド(820万円)で落札されました。世界最高額のモンキーだと思われます。
背中にしがみ付いているジュリアンは今では55歳。
Sean Connery
「007 ダイヤモンドは永遠に」(1971年)ではカブ系エンジンを積むATC90が劇用車として採用されています。
Charley Boorman
英国の俳優かつ冒険家。
2006年に放映されたディスカバリーチャンネルの番組内で、カブのエンジンにエンジンオイルの代わりに食用油を入れたり、
カブを22mの高さから突き落としたりして、その耐久性を検証したことで一躍、カブ愛好家内にその名を広めました。
Sayuri Yoshinaga
1963年版「青い山脈」の中で「茶カブ」を乗りこなしていました。フロント・フェンダーから分かる通り原付2種、55㏄のC105です。
Tatsuo Umemiya
梅宮辰夫といえば、W1、CB450、CB750と国産最速だったビッグバイクばかりを乗り継ぎ・・・
果ては最速に飽き足らず、ハーレーにまで手を伸ばした男でしたが・・・
いくつくところはカブでした。それも「仕事」においてのみならず・・・
「プライベート」においても、縦横無尽の活躍をさせています。
Takeshi Tsuruno
新旧カブを計3台、所有しているそうです。
Yo-u Oizumi
「中央区 く 44-72」のカブは、無名の北海道の大学生を一躍スターダムにのし上げました。
★★★★ Artists
Yasuo Otsuka
著名なアニメーターで、ジープ研究家としても知られている大塚氏は、モトラを自分好み(ジープ風)にアレンジして乗っておられました。
★★★★★ Business Leaders
William F. Buckley Jr.
著名な作家、保守系コメンテイター。1955年に「ナショナル・レビュー」誌を創刊。
Takahiro Hachigo
現ホンダCEO。
Jozaburo Kimura
初代カブC100の意匠デザイナー。
Souichiro Honda
言わずと知れた御大。
Akio Toyoda
この稿は、セレブ中のセレブのこの方に〆ていただきましょう。
裸の王様
私が古いカブを所有していることを知っている出入りの業者さんが、ある日、カブが出ているので読んでみれば、と「世田谷ベース」という「所ジョージ」氏のセンスを売りにしたライフスタイル?誌を持ってきてくれました。
私は所氏のセンスを好意的に見ていたので、興味をもって雑誌を読み始めました。その号では所氏は「カブ」について論じておりましたが、その内容は残念ながら、わが目を疑わずにいられないものでした。
乗っているだけで「ヒトに見下される」カブを「立場というものが意外と出来ているワタシ」が「ワザワザ」乗ってやれば、そして持ち前のセンスでイジってやれば、これがあのナニだったヤツなんですか?ってなるもんよ、というようなことが、数ページに渡り、つらつらと書かれていたのです。
特に「見下される」というフレーズは、所氏にとってよほどキーなようで、文中、数回に渡って登場してきます。ところで皆さん、町でカブに乗っている人を見かけると、見下す気持ちになりますか?なるとすれば、どういう理由で?
所氏がカブとカブに乗ってる人を見下すのは自由です。だからといって、他人も見下していると思うのは、バイアス(偏見)に囚われている証左なのです。
カブを手に入れたばかりで、まだ目黒ぐらいまでしか行っていない(おそらく今後も目黒よりも遠くに行くこともないであろう)所氏が、60年の歴史と1億台の生産台数を積み重ねてきて、世界中で愛されているカブを(偏見と生半可な知識で)大上段からぶった切る。きっと、所氏のファンには痛快なんだろうけれど、私にとっては道化です。
氏の、自身のセンスに対する、自身による過剰なまでの礼賛は芸のうちなのかなあ、と思う反面、取り巻き連中が氏を持ち上げすぎるあまり、思い上がりも甚だしくなっている・・・とまでは申しませんが、自分を見失ってしまっているのかなあ・・・と勝手に心配する次第です。
さらに、「ホンダさん」が「所さん、譲りますよ」なんて言いながら、「新車の58年式くらいのカブ」を持って来る、なんてことを、たとえ妄想だとしても、さらっと言い切れてしまうのも驚きです。この「ワタシ」がカブをいじれば、その注目度にホンダさんも放っておけないでしょう、という驕りがなければ、こういう発想は出てきません。
氏の知名度を利用しようと、献上品をもって近づいてくる連中があまりに多いのは容易に想像できますが、それを当然の権利がごとく吹聴してしまうというのもいかがなものでしょうか。
仮に所氏が、「ヒトにも相手にされない」どころか、「見下されている」カブの真の救世主として業績を残したのであるならば、上の妄想に至るのもまだ分かるのですが、氏は今まさに、自分が関係する雑誌の売り上げのために、カブの知名度に乗っかろうとしているだけなのです。
何とかしてやっていただきたい
雑誌で拝見した氏のカスタム・カブには、いまさら感心できる要素はありませんでした。センスの違い、お前には分からない、と切り捨てられるのであれば、それまでですが。
カブのカスタムは、侮ることなかれ、日本よりもタイあたりの方がはるかに進んでいます。従来のメディアを通してでは、欧米以外のオートバイ情報は全く入ってきておりませんでしたが、いい時代になりました、今はWEBで簡単にチェックすることができます。
所氏には、取り巻きに囲まれ世田谷のベースに閉じこもっているのではなく、是非、世に出て見聞を広げていただきたい。氏がカブに飽きる前に・・・時間はあまり残されていないようです。急いで!