東京オートサロン2013

 2013年1月11日から13日まで幕張メッセで行われた東京オートサロン2013に行ってきましたので簡単ですがレポートさせていただきます。

2013 MAZDA SKYACTIV-DEISEL RACING

 2013年、マツダはエンジン・サプライヤーとして、SKYACTIV-D RACINGエンジンをプライベーター・チームに供給する。
 2.2L+デュアルステージ・ターボで420BHP以上。

 SKYACTIV-D RACINGエンジンを、ローラ製B12/80シャーシに積んだLMP2クラス・レーサー。(ただしショー・カー。#55は1991年のルマン24H・ウイナーであるマツダ787Bのゼッケン)

2012 TOYOTA TS030 HYBRID

 LMP1クラス・レーサー。

 エネルギー回生および車体の駆動に用いられるMGU(モーター・ジェネレーター・ユニット)はデンソー製でギアボックス内に置かれる。
 デビュー戦のWEC第3戦のル・マン24Hでは2台ともリタイアするも、第5戦・サンパウロ6H、第7戦・富士6H、最終第8戦・上海6Hの計3戦で優勝し、マニュファクチャラーズ・チャンピオンシップでは2位を獲得。

2012 DELTA WING

 USのデルタウイング・レーシング・カーズによる実験的プロトタイプレーシングカー。ニッサンのスポンサードを受け、同製 1.6L 直列4ターボエンジンを積む。
 デビュー戦の2012年のル・マン24H(賞典外参加)では、トヨタ TS030 HYBRIDと接触してコースアウト、リタイアとなる。

2012 MONSTER SPORTS E-RUNNER PIKES PEAK SPECIAL

 2012年8月8日に開催されたパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに、モンスター田嶋氏が7連覇を目指し、持ち込んだEV車。三菱i-MiEV用をベースにしたモーターをツインで搭載。
 予選ではクラストップタイムを記録するも、決勝ではモータートラブルによりリタイヤ。

1967 HONDA RA273

1968 HONDA RA300

1996 FERRARI F310/2

 310は3リッターV10エンジンの意。#1はミハエル・シューマッハ車。
 F310/2は、シーズン中、F310にハイノーズ&吊り下げ式フロントウィングを装着した改良型。
 1996年、フェラーリはコンストラクターズ・ランキングで2位、シューマッハはドライバーズ・ランキングで3位となり、この後、フェラーリ&シューマッハの黄金時代が到来する。

TAUS EV RX-7

 全日本EV選手権参加予定車両。

Speedster Electric

 FRP製ボディにパイプフレームの356レプリカをEVに仕立てたもの。US・EVTV社製で世界限定10台とのこと。

TOYOTA 2000GT EVII

 トヨタ東京自動車大学校の学生の製作。本物の2000GTをレストアし、EVにコンバージョンしたもの。

 2012年のオートサロンには、トヨタ自動車の社員有志による製作で、同じく本物の2000GTをEV化した2000GT SEV(ソーラーパネルから電力供給をうける)が出品されている。

TOYOTA 555TES Minute-S

 トヨタ社員有志による作品。ヤマハ製250ccオートバイ用エンジンにアクアのハイブリッドを組み合わせる。
 道交法的には、リアは1輪と扱われ、側車付・軽二輪に分類されるとのこと。

2012 無限 神電

 2012年、マン島TTレース、TT Zero Challenge クラスでクラス2位を獲得。目標であるオーバー・ザ・トン(平均100mphオーバー)を達成。
 車体にCFRPを多用するも、重いバッテリーゆえ車両重量は260kgもある。(最高出力122PS)

2012 YAMAHA YZR-M1 – MOTO GP

 2012年のMOTO GPコンストラクター選手権およびライダー選手権(J・ロレンソ)の両タイトルを獲得。

2012 HONDA RC213V – MOTO GP

 2012年、ホンダはコンストラクター選手権およびライダー選手権(D・ペドロサ)ともヤマハに次ぐ2位に終わる。

2012 SUZUKI GSXR1000

 2012年全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスを走るチーム加賀山、加賀山就臣選手車。

 チーム加賀山のトランポ。

NISSAN NV350

 不動の王者ハイエース・キラーとなるべく登場したNV350をベースにオグショーが架装したトランスポーター。

ENDLESS DLC コーティング・キャリパー

 DLC(Diamond-Like Carbon)コーティングは、コスト的にまだまだ高価ですが、オートバイでもフロントフォークインナーチューブあたりからどんどんメジャーになっていくことでしょう。(DUCATIでもハイパーモタードあたりから純正フォークインナーチューブに採用されています)

CLAY MOCKUP

 インダストリアルクレイ(工業用粘土)によるモックアップの展示。

SUBARU DIT + LINEARTRONIC-CVT カットモデル

皮革風ラッピングフィルム

 カウルの表面が皮革風になるというもの。メーターパネルやインナーパネルに使えるかも?

X-KART

 台湾SMC(Standard Motor Corp)製。
 ミニカー登録で公道走行可能。車体価格は379,800円 (+税)。

86 カスタム

 86のカスタムが旬なのでしょう。

86Q 1:1 scale

 トヨタ社員有志製作のチョロQ風86。ダイハツ・ミゼットIIベース。

痛車

FAIRLADY Z

 もはやZカスタムは2輪でも4輪でも伝統工芸的域に達しています。

NIGHT RIDER

 NTTドコモとのコラボレーション。現物を見ていませんが、きっと、例の声で音声案内なんかをしてくれるのでしょう。

PORSCHE 718RS

 フィバーボディにワーゲンエンジンを使った定番のレプリカですが、細部のできがいいですね。個人的にはボディカラーはオリジナルのジャーマン・シルバーが一番似合うと思いますが・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です