2015/01/24-25 アメリカンモーターフェア

 横浜美術館で行われた「アメリカンモーターフェア」、恒例E藤氏の画像でレポートいたします。

Polaris

 スノーモービルで知られたポラリスは、1954年創業と古い企業で、意外に規模も大きく、オートバイのビクトリー、インディアンを子会社として持っています。その上、富士重工から分社した汎用エンジンメーカー「富士ロビン」は、長年ポラリスにエンジンを供給していた縁で、今ではポラリスとの合弁会社「ロビン」となっているというのにはちょっと驚きました。日本ではイマイチなじみの薄いATVですが、ヤマハ、ホンダも「ATVは利幅が大きく貴重な収入源」として力を入れている(ただし、US市場で)とのことで、あながち馬鹿にしたものでもないようです。

RZR 900

 2人乗り。自社製875cc直列2気筒75PSに自社製CVTを組み合わせる4WD。231万円より。なかなかお高いオモチャ。

RANGER XP

 2~3人乗り。機関のスペックは同じでも最高出力は68PSに抑えられています。331万8千円より。ちょっとおもしろいデザインのパンクレスタイヤを履いています。

 2ペダルです。

RANGER CREW

 5~6人乗り。最高出力は60HP。321万3千円より。

Indian

Chief Vintage

 1.8L・V2はバンク角49度と独特。

Chieftain

Chief Classic

Indian Scout

 ミドルレンジに1.1Lエンジンと1,663,200円(税込)という意欲的な価格で参入。海外生産ではなく、Made in USAとあります。

Victory

 エンジンはインディアンのOHVとは全く異なるSOHC4バルブ・1.7L・50度V2。

HIGH-BALL

 1,846,800円(税込)

JUDGE

 1,798,200円(税込)

NESS CROSS COUNTRY

 2,775,600円(税込)

 キャリパーはトキコですかね?ローターはサンスターかな?

 フィンの端面に飾り加工を施しています。凝っている!!

Harley-Davidson

 偉大なるマンネリ。正直、いい加減どうでもいいんですが、それでも未だに売れ続ける輸入車ナンバーワンブランドであることは驚きです。ドカなんかは浮き沈み激しく、今は長期低迷中?

TRI GLIDE ULTRA

 ほんと、どーでもいいんです。4,250,000円から。

LOW RIDER

見飽きた。2,090,000円から。

Street Bob SP

 いつものキャストホイール履かせたりした程度のお気軽限定モデル。ただ、このモデル、ストップランプがありません。リアウインカーがテールランプを兼ねているのが新しい・・・というか古い!(昔のアメ車はテールとウインカーが一緒でした)その辺のくすぐり方が上手い!

FORTY-EIGHT

 まだ売ってんのかよ、という気持ち。1,420,000円から

STREET 750

 マンネリの中の久しぶりの新風。注目のインド製ハーレー。エンジンは、なんと水冷DOHC!!(レボリューションXと呼ぶんだそうです)価格は当然、ハーレー最安値。70~80万円程度になるとか。これは国産メーカーにとって、かなりの脅威では?動向を見守りたい次第。

Ford

Model-A

 偉大なモデルTの後継として1927年デビュー、1931年まで製造。オヤジの作ったモデルTに対し、息子のエドセルのモデルAは、機能一点張りだったTのスタイリングとは異なり、実用車ながら魅力的なスタイリングを有していました。

1956 Thunderbird

 初代サンダーバードは初代コルベット(C1)に対抗して出されました。

Mustang Fastback

 1964年デビューの初代マスタング。最初のマイナーチェンジ後の1967年モデルあたりでしょうか。

Mustang 50th YEARS EDITION

 V8の代わりに2.3L直列4気筒エコブーストエンジンを積んだ6代目マスタング。4気筒とはいえターボで314ps。

 E藤氏「セコいブレーキが付いていましたよ~」と興ざめだった模様。

Ford Fiesta 1.0 EcoBoost

 フィエスタといえば、ヨーロッパ・フォードの看板リッターカーですが、フォードの切り札、直3・1.0Lターボ、100PSのエコブースト・エンジンを積んでます。このクラスのATでも6速なんですね。

Ford Ecosport

 中国、インド、タイで生産されているコンパクトSUV。このブライトイエローが特別色で70台限定だそうです。直4・1.5L・111PS。これも6AT。

LINCOLN MKX

 GMのキャディラックに対抗するフォードの雄、リンカーンのSUV。エンジンはV6・3.7L・309PSと押しの強いデザインにしては、控えめ。

 セキュリティ?

GM

1955 Chevrolet BelAir

 50年代のシボレー・高級セダンの代表車。

 オーナメントからベル・エア=飛行機のイメージ、かなと思っていましたが、実は地名なんだそうです。(ロサンゼルス・ビバリーヒルズの中でも特に高級な地域)

1962 Chevrolet Corvette

 初代コルベット(C1)の最終型。

Cadilac CTS

 世のダウンサイジングの流れで、”あの”キャディラックもエンジンはたった2Lですよ、奥様!(ターボで276PS稼いでますけど。V6・3.6Lも選べますけど)

Cadilac ATS

 CTSの弟分。”あの”キャディラックもニューイヤースペシャル価格、ブレンボキャリパー付きが399万円で買えるそうですよ、奥様!(限定15台)

Cadilac SRX

 キャディラックのSUV。とにかくUSではSUVが売れているそうです。(ヤマハSRXのUSでの登録商標、切れたのでしょうか?)

Chevrolet CAPTIVA

 GM傘下の韓国・大宇の製造。4WD。

Chevrolet Sonic

 これもGM傘下の韓国・大宇の製造。そういえば、日本にGM傘下のメーカー無くなりましたね。

Chrysler

Plymuth CUDA

 若者が最初に買うクルマを想定されたポニーカー、バラクーダも激烈な販売競争で過激に進化。クライスラー最大の440(7.2L)や426ヘミ(6.9L)を積んだマッスルカーがクーダです。ボンネットのエア・スクープが特徴。1970年モデルあたりでしょうか。

Chrysler 300SRT8

 その独特の押し出しで、一部に熱狂的な人気のあったクライスラー300が日本に再導入されました。ハイパフォーマンスバージョンのSRT(Street and Racing Technology)には、472psを出す6.4Lリッター・V8、伝統のOHVヘミが積まれます。638万円。

なんとブレンボキャリパーが付いてます。

Jeep Grand Wagoneer

 ナンバーから1981年モデルでしょうか?
 ジープから派生したワゴン、日本ではパジェロがそれにあたりますね。

1973_Mitsubishi_Pajero_Concept

[ご参考]意外に知られていないジープ派生型ミツビシ・パジェロ(1973年コンセプトモデル)

Jeep WRANGLER

 3,790,800円。

Jeep WRANGLER Unlimited Sport

 4ドア版ラングラー。派手なオーバーフェンダーが付いたのが「スポーツ」グレード。

Jeep Cherokee

 V6・3.2L、272psは9速AT(!)と組み合わされます。ジープのアイデンティティ、ラジエターグリルの縦7本スリットを現代的にデザインに取り込んでいます。

Jeep Grand Cherokee

 チェロキーのV6・3.2Lの他、5.6LのOHV・V8が選べます。これも縦7本スリット。

NISSAN

Infiniti QX80

 北米仕様の5.5L・V8、400HPエンジンを積むSUV。とにかく、北米ではSUVが売れ線のようです。

Infiniti QX50

 スカイラインベースのSUV。V6・3.7L、325HP。

Tesla Model S

 ロードスターに続くテスラ2作目のEV。

 ブレーキシステムには回生ブレーキと通常の油圧ブレーキの2系統。

 5座+緊急用2座(後ろ向き)の計7人乗り。

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